開催期間2016年11月9日(水) から 2017年2月5日(日)
概要著作権の関係上、作品の印刷はできません。
「直感から生まれた線の方が的確にして無限に深い」「すべて一切のものを念頭より忘れ、流れ出づる最初の清き線がもっとも真実のもの」──藤田嗣治が随筆にこう記し、鋭い感性で描いた線は息づくように豊かな表情をみせます。
本展では、群像大作制作のための人物デッサン、中南米の民衆のデッサン、平野政吉邸で描いた墨画などの藤田作品を展観し、あわせて、友人でもあったジャン・コクトーの日本滞在記『海龍』に寄せた挿画を紹介します。 対象の核心に迫り、画面にいのちを与える、藤田の線の魅力を感じていただければ幸いです。 主な出品作品 藤田嗣治《Y婦人肖像》公益財団法人平野政吉美術財団蔵 藤田嗣治《裸婦》秋田県立近代美術館蔵 藤田嗣治《猫》秋田県立近代美術館蔵 藤田嗣治《メキシコの素描(女二人)》公益財団法人平野政吉美術財団蔵 ジャン・コクトー著 藤田嗣治挿画『海龍』より 個人蔵 |
講演会「美術館作品の表装と修復」 日時:2017年1月14日(土)午後2時~午後3時30分 会場:秋田県立美術館1階レクチャールーム 定員:20名 講師:木村明夫(表具師) ※参加無料です。 ※事前申し込みが必要です。 | |
学芸員によるギャラリートーク 当館の担当学芸員がギャラリートークを行います。 ※第2回(12月17日)は秋田県立近代美術館学芸員が行います。 第1回 2016年11月19日(土) 第2回 2016年12月17日(土) 第3回 2017年 1月21日(土) 各日、午後2時から午後2時30分まで。 ※事前申し込みは不要です。 ※観覧券または年間パスポートが必要です。 |